東和食品は、高い品質と安全性を、昭和49年の創設からずっと重要視し続けてきました。品質と安全とは、衛生面を徹底させるということ。多くの方々が口に運ぶものを提供する食品会社としては、最も気を遣うべきところです。
会社組織としての将来を見据えた際、海外に向けた輸出業務も視野に入ってくる以上、「これまではこういう管理で済んでいた」という国内の基準だけでは通用しない時が、すぐにやってきます。
当社が以前より導入しているハセッパー水を使用することの義務化を始め、新しいルールが次々と基準化されることでしょう。
いち早く、ハセッパー水やオゾン噴霧器、金属探知機などを活用している様々な安全面対策に関しては、ありがたいことに多くのお取引様から「衛生面に対する意識の高さ」の評価を頂戴しています。
「このお肉は、どこから来て、どのようにつくられたのか?」という消費者の不安を少しでも軽減し、同時に「たとえ必要なコストとして高くなっても、安全で美味しいお肉を食べたい」との意見に寄り添うことで、東和食品は、食肉へ携わる仕事に従事していきたいのです。
厳しい衛生管理のもと、安心・安全な商品をお客様へ提供するにあたって、もちろん美味しい牛肉であることも必須の条件となります。
食べて美味しい牛とは、生産者様が愛情を持ってしっかりと育て上げられた牛に他なりません。病気にかかるなど中途半端に育ってしまった牛は、安全面だけでなく、味わいの点でも問題が出てしまうのです。言うまでもなく、品選びには、その部分を非常に重要視します。
ここからは工場内に搬入されてからの段階です。作業工程の話になります。全スタッフに指導しているのは、衛生管理への徹底。直接、肉に触れる部分は、特に注意が必要ですから、まな板や包丁、人間の手、作業着などへのアルコール消毒噴霧を行ない、工場内ではオゾン噴霧器を用いたり。ハセッパー水は工場洗浄後の仕上げとして使用します。
工場内へは「菌を持ち込まない」、「菌を増やさない」が大原則。どうしたら菌が入り込んでしまうか、増えてしまうかを、スタッフへは繰り返し伝えています。菌にとって、水分は栄養で、温度が発育環境です。ですから、湿度と温度を最重要視して管理しなければなりません。非常に基本的なことになりますが、手を頻繁に洗う、作業着を頻繁に着替えるなどし、清潔な状態で作業にあたるという形で、菌への対策を行ないます。